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評価:8.5/10点満点
2009年43本目(39作品)です。
この作品は、中国を始め、アジア各国からの密入国者が相次いだ1990年初頭の新宿・歌舞伎町を舞台に、恋人を探し密入国した男が裏社会でのし上がる姿を描く社会派ドラマです。
日本で消息不明になった恋人のシュシュ(シュー・ジンレイ )を探すために日本に密航してきた(ジャッキー・チェン)は、恋人を探す暇もなく、故郷の友人・阿傑(ダニエル・ウー)と毎日必死に働く中、ひょんなことからヤクザの組長・江口(加藤雅也)と刑事の北野(竹中直人)の命を助けたことをきっかけに、やがて鉄頭は日本最大の外国人組織を牛耳る裏社会の実力者となっていきます。
世界的にも有名な歓楽街のひとつである歌舞伎町ですが、この作品は暴力団と絡んでいる裏社会の実態や、在日不法外国人から見た歌舞伎町をリアルに描いています。
外国人監督なのに、ここまで1990年代の歌舞伎町をリアルに描けるのですから、さすがです!
それと同時に、歌舞伎町は本当に怖い町だなと改めて感じます…。
路上で日本刀を振り回したり、銃を乱射するシーンは仁侠映画では良くあるパターンではありますが、終始、緊張感が途切れることなく、スクリーンに釘付けになりました。
普段はアクションスターのイメージが強いジャッキー・チェンですが、「アクション封印宣言」をしたことで、どんな役柄になるのかと期待していましたが、アクションのないジャッキーも格好良かったです!
序盤の夢を追いかけて仲間と共同生活をし、日本人がやりたがらない仕事もお金のために率先して行い、阿傑が夢だった天津甘栗の屋台を開業するところまでは、サクセスストーリーとして感動もできますが、仕事が大成功し、ヤクザが絡んでくるうちに、だんだんと闇社会へと介入し、お金持ちになって、強大な権力を持つようになると、どんなに人柄が良くても人間は変わるんだなと感じました。
竹中直人や加藤雅也など、日本のキャストもとてもいい味を出しており、ジャッキー・チェンとうまく絡めていました。
加藤雅也が演じる江口は、「こんな良心的なヤクザはいないだろ!」と突っ込みたくなるくらい人柄がいい暴力団の会長なので、どうしても「アンフェア」の薫ちゃんと重なって見てしまいました(笑)
竹中直人もアクションシーンに限らず、中国語も上手に話せており、相当勉強したんだな、という印象を持ちました。
上から目線ではありませんが、大学時代に中国語を習った僕から見ても上手に話せていました!
また、昨年10月に亡くなった峰岸徹も出演しており、この作品の撮影時期がいつだったかは分かりませんが、とても病気を持っている体には見えませんでした。
「恋人はスナイパー」のいかりや長介の時も感じましたが、すでに亡くなっている人を映画やドラマで見ると、まだ生きていると錯覚してしまいますね…。
日本の俳優陣も多いので、香港映画が基盤とはいえ、日本・香港の合作として見られると思います。
ただ、手を切断されたり、日本刀で切りつけられたことで、内臓が飛び出るなど、中国本土で上映禁止になるのも納得できるくらい残虐なシーンがあるので、好き嫌いが分かれる作品になると思います。
日本でもR-15に指定されたのもうなずけますし、特に、ダニエル・ウー演じる阿傑の拷問のシーンでは、お客さんの何人かが「うわ〜」とか、「ギャッ」などと思わず悲鳴を上げてしまうようなシーンのため、カップルで見る映画でもないですね。
僕としては、そういうグロテスクなシーンがなくても、ひとつのアクション・バイオレンス映画として楽しめたと思うのですが、この作品をご覧になった皆さんはどうお考えでしょうか?
唯一、残念だったのが、鉄頭が江口に頼まれた2人の暗殺です。
あまりにもあっさりと暗殺が成功したので、拍子抜けしました。
暗殺までの成り行きや経緯も描いていれば、もっとスリルのあるシーンになったと思います。
万人受けするような作品ではありませんが、ジャッキーファンとしては満足できる出来栄えでした!
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今の歌舞伎町は全然怖くないですよ〜。(笑)石原都知事の浄化作戦とやらで、えらく普通の歓楽街になりました。個人的には劇中の時代の方が、街としての魅力があって好きでしたねぇ、何より活気がありました。(^_^;)
作品的には、こんなジャッキーも嫌いじゃないですね。年齢を重ねた彼でないと出せない味が出ていたと思いました。(^_^)
早速、あるレビューに主演はジャッキーである必要が無いと
仰っている方がいましたが、逆に先入観塗れのその方は
レビューする必要が無いとおもいました。
なぜかというとジャッキーが出演することにより
このVシネ的でR-15という敬遠されそうな内容の作品を
不特定多数の人が観る,それだけで意義が有ると思います
描写があからさまと言う方もいますが、
他の外国映画と比べるまでも無く
十分に日本を感じさせてくれます
何より私自身はジャッキーファンですが
ショッキングではありませんでした
演技は共演者の方々が言う通り、見た通り上手だし味が有る
そして映画そのものに惹きつける何かがあります、
最後に人の見方に文句を付ける訳じゃ無いけど
今じゃなきゃ作れないモノもあるというのを
わかってほしい,娯楽であっても学ぶ事は重要でしょ。
時代錯誤だ描写がイマイチっていう人はいても
こんな事件なんて一切無いっていう人はいないんだからね